第１回：そもそも不動産仲介業者は２つのタイプにわかれる

あのね。そもそもなんだけどさ。。。

おまえ不動産仲介業界の構造ってわかってる？

いやいや、そういうコトじゃなくてさ。商流ってのがあるだろ。まぁ平たく言うと業界の役割分担ってことだな。

それより昼飯餃子食っただろ。リステリンしろ。営業のエチケットだ。（いやんなるな）

そうじゃなくてさ。おまえさぁ。

そもそも業界の流れって分かってる？

しかたねぇなぁ。
じゃあホワイトボードに書いてやるからさ。
ちょっと水性ペンもってこい

初心者のオマエに説明すると、こうなってるわけ

つまりだな。繰り返し言うけど、
ど素人のオマエがわかるように「ざっくり」言うと、
物上げ業者と客付け業者の２タイプにわかれるんだ。

こうやって役割分担して効率をあげてるわけ。わかる？

そうそう。餅屋は餅屋で得意分野が違うでしょ。ウチはマンション投資してるお金持ち知ってるとかあるじゃん。そういうこと

お。なんか聞いてきたな。おまえ

それ。ア●ウエイみたいなやつだろ笑

あのな。もうちょっと詳しく書くとだな。
マンション投資物件ってな、こういう業界構造になってるわけ。
大手デベロッパーが垂直に囲いこんでるの。わかる？

そこもあるけどな。もっと大事なのは、
そもそも新築マンションが立たないとハナシが始まらんってことなんだ。

つまり大手デベロッパーってのは顧客を囲い込んで独占したいんじゃ。
作って、売って、何度も中古とかで仲介して、管理業務もやって、一度作ったネタは何度も繰り返したいってことなの

あ。それは下記・図の赤い部分。
そもそも、この図は大手デベロッパーの囲い込みを解説する図だからな。
つまり「売主をみつけてくる物上げ業者と、買う客を見つけてくる客付け業者」ってのは大手デベロッパーの美味しいビジネスに割って入ってるってことなんだ。大手から見たらおじゃま虫だな

それはいい質問だ。
大手の不動産の社員の給料が高いのはわかるだろ。だから色んなところに利幅がないと生きてけないんだ。

表面上は仲介手数料の上限は決まってるけど、実はちがうんだな。
それはさっき言ったみたいに、何度も美味しいとこがあるからできるんだ。そこが素人に見えないトコ。

つまり大手で安心だと思ってる素人は知らず知らずのうちに損してるの。
俺たちは大手の弱点をついて利幅で勝負してる。あと小回りが効くからシゴトが早いってのもお客さんにとってはメリットだな

まぁそれがだな。そうも美味しい話は転がってないんだな

カスめ。オマエごときの貧民は相手にしないんじゃ！

今日の授業代はビール。つけとくな

バカ。あとニラレバ臭い。もう寄るな